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間違った思い込み


熊本地震、被害状況が深刻ですね。

子どもの時、九州で4年ほど暮らしたので、とても気にかかります。 これ以上被害に遭われる方が増えないことを祈るばかりです。

さて、この10日間に、僕も妻も誕生日を迎えました。 そして昨日で、魂のカウンセラーとしての活動をやめてから ちょうど1年になります。

長い夢から覚める前の僕には、 ただ超然として独り(alone)でいさえすれば それで十分だという思い込みがありました。

この思い込みは、 いわゆる見性体験が起こったあと、 かえって強くなったように思います。

そして、この超然として独りでいるという在り方で、 社会に融け込めずに生きてきた不器用な自分を エゴが巧妙に防衛していたのです。

なので、僕の在り方には、 他者の言動に巻き込まれずにいられるバリアはあっても、 他者の気持ちに寄り添う受容性が欠落していました。

元々は良好だった夫婦関係が急激に悪化してしまったのは、 このことと大いに関係があると思います。

妻が自分の辛さをわかってほしいという想いから感情をぶつけても、

僕はまったく取り合おうとせず、 ますますバリアを張って独りでいようとしたからです。

そして、僕がそうすればそうするほど、 「何も伝わらないし、届かない!」という苦しい想いが 彼女の中でさらに強くなっていったのです。

当時の僕は、妻との間に起こる軋轢の苦しみも 独りで瞑想すれば解消できるはず、と考えていました。

でも、間違った思い込みをしていたので

夫婦関係はすっかり悪循環にはまり、 いくら瞑想しても身体の緊張が緩まなくなっていきました。

あの頃は、家族に「NO」とばかり言っていたように思います。 面と向かって口にしなくても、態度ではずっと「NO」と言っていて、 特に妻には、素直に「YES」と言えなくなっていました。

けれど、今はまったく違います。 彼女の存在まるごとに、心からの「YES」が言えるからです。

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