逍遥園の紅葉ライトアップ
先日、妻と一緒に栃木へ2泊3日の旅をして来ました。
その2日目の夜に出掛けたのが、
日光で紅葉の名所として名高い「逍遥園(しょうようえん)」。
江戸時代初期に茶人・書家・建築家・作庭家としてマルチな才能を発揮した武将、
小堀遠州によって作られたといわれる日本庭園です。
僕は、高校生の頃から老荘思想が大好きだったので、
この庭の名に強く魅かれるものがありました・・・
「逍遥(しょうよう)」という言葉は、
『荘子』内篇の第一節「逍遥遊(しょうようゆう)」を出典としているからです。
「逍遥遊」とは、何物にもとらわれない自在の境地に心を遊ばせる、ということ。
そこから、“心を俗世間の外に遊ばせる”という意味や
“心の赴くまま散歩する”という意味で
「逍遥」という語が使われるようになったようです。
実は、活動を再開するに当たり新しいワークネームを考えていた際、
「逍遥遊」という語から何文字か取り入れる案も出していました。
でも、ネット上で既に使っている人がいたのでボツに・・・
そんな訳で、今回の旅の計画を立てている時、この庭園を見つけて、
是非、行ってみたい!となったのです。
逍遥園のライトアップは、庭園の生態系を崩すことがないよう、
自然光に近いLEDライトを用い、照度もやや暗めに調整されていました。
なので、スマホのカメラではあまり綺麗に写せませんでしたが、
肉眼では、落ち着いた趣のある美を充分愉しむことができました。