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繭の外に出て、生きる

  • yuhinohikari
  • 2017年8月5日
  • 読了時間: 2分

意識の目覚めへと向かうプロセスは、

エゴという繭(まゆ)の中に押し留められていた生命が、

その繭を突き破って自由になり、無限に広がってゆく過程、と言うこともできます。

なので、プロセスが始まると、全面的に、強烈に生きたい!という衝動が、

突然、腹の底から突き上げてくるのを感じたりします。

そして、世の多くの人々が、いかに生気のない顔で暮らしているかに気づいて、

自分はもうそんな生き方をしたくない、と強く思うようになるのです。

実際、繭の中に留まっている人たち―ー

まだ〈駱駝(らくだ)〉でいる人たちは、本当には生きていません。

表面的に生きているように見えても、

深いところには、何も生き生きした流れがないからです。

本当に生きたいなら、怖くても繭の外に出て、

自分の内から湧いてくる欲求に従って生き始めなければなりません。

自分に押しつけられてきた型を拒絶し、

魂が渇望していることにエネルギーを注いで、

できるだけ強烈に生きるのです。

それが〈獅子〉の生き方です。

それは、安定・安全を選ぶ人よりもずっと困難な道のりになるでしょうが、

その困難の苦しみは、生命の精妙な喜びに到達するために、

あなたが支払わなければならない対価のようなものです。

困難に直面し、それを潜り抜けることで、エゴの繭が燃やされ、

生命はよりパワフルに解放されるようになっていきます。

ですから、たとえどんなに高い代償を払うことになっても

自分自身の内なる欲求に従って生きることには、その価値があります。 僕がそうであったように、何度も道に迷ったり、落とし穴に落ちたり、

時には、人の心を傷つけるような過ちを犯したりもするでしょう。 しかし、そのような経験の中で徹底的に苦しみ、

自分の根深い思い込みや過ちに気づいてゆくことで、

あなたの意識はより目覚めてゆくのです。

やがて、あなたの中からすべての渇望が消え去ってしまう日がやってくるでしょう。

そうなれば、何のドラマもない、ありふれた日常を過ごしていても、

生命の精妙な喜びを味わえるようになります。

それが〈幼子〉の状態です。

Anthem ‐ The Artery Song

 
 
 

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