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妻の呟き


昨夜は、中秋の名月でしたね。

小雨のぱらつく中、少しだけ月が顔を覗かせてくれました。

さて、2月の閏日に『未知の何か』という記事を載せましたが、

そこに書いた、フィーリングよりも精妙なものについて、

昨日、妻が今更のように、こう呟いていました。

「これって・・・いま起こっていることがすべてで、

ホントに感情や感覚と違って、あとで思い返して浸ったり

出来るようなものではないわよね・・・

言葉にするのは得意な方だけど、

ピッタリな表現がぜんぜん見つからない・・・」

妻は、僕とは対照的に、若い頃から自己肯定感が高く、

社会の中で何でも器用にこなせたせいか、

一度も精神世界に興味を持つことなく生きてきました。

もちろん、瞑想をしたこともありません。

この9月で、二人が出会って、ちょうど33年になりますが、

彼女にも、精妙な何かが本当に腑に落ちたんだなぁと思うと、

僕は感慨深いものがありました。

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