2つの選択肢
- yuhinohikari
- 2017年7月10日
- 読了時間: 2分
人は誰しも、自分の内から湧いてくるものに従って生きることに、
不安や恐れを感じるものです。 しかし、不安や恐れに負けて安全・安定を選ぶか、
それとも、怖くても自己を信頼して、自分の道を進むか、
その選択は、あなたに委ねられています。 もし、あなたが心配や不安から安全・安定を選べば、
それと引き換えに、自分軸で生きる自由が失われてしまいます。 逆に、もし、あなたが自分らしく生きる自由を選ぶなら、
安全も安定も保証されない道を、一人で進むことになります。 あなたは、この2つの選択肢の、どちらでも選ぶことができますが、
両方を、同時に選ぶことはできません。

実篤公園の紫陽花
世の多くの人たちは、不安や恐れから、安全・安定を選んで生きています。 誰もが歩いている、安全な道から外れてしまうことを恐れ、
自分の内から湧いてくる欲求を、抑圧してしまうのです。 怖くても、その欲求に従って自由を選ぶ人は、いつの時代でも少数でした。
もし、誰かが自由を選ぼうとすると、安全な道を選んだ人たちが心配し、
「危ないからやめておきなさい。言う通りにした方が身のためだ」と言って
止めにかかるからです。
それに、もし自由を選んだら、
自分の人生に起こることすべてに
責任を持たなければならなくなってしまいます。 不幸せになるか、幸せになるかも、自分の責任だし、
人生がどうなろうと、もう誰のせいにもできません。
でも、周りの人たちに言われるままに安全な道を選べば、
そうした責任の重荷を負わずに生きていけます。 責任は、あなたに指示を出した誰かが負ってくれ、
言われた通りに行動していれば、あなたは安泰でいられるのです。 そういうわけで、世の多くの人たちは、自由を選んできませんでした。

しかし、自由を選ばない人は、責任という重荷を手放すだけでなく、
その人固有のスピリットも失ってしまいます。 もう、自分らしく生きることはできないし、
与えられた天性に沿って成長することもできません。 そして、他者への従順さと引き換えの安全に慣れてしまうと、
もう一つの選択肢があったことさえ、忘れてしまいます。 しかし、そんな隷属状態に心底うんざりし、
それを選んできたのは自分自身だ、とはっきり気づけば、
いつでも選択を変えて、自由の道を進みはじめられるのです。
その決断は、完全にあなた次第であり、誰にも妨げることのできないものです。
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